宮川研究室

施設の場所はどこが便利?

図書館や病院などの公共施設をどこに配置すれば,住民にとって便利になるでしょうか.便利さの尺度としてまず思い付くのは,住民から最も近い施設までの距離です.しかし,最も近い施設が使えず,遠くの施設を利用しなければならないこともあります.最も近い施設までの距離だけでなく,2番目,3番目に近い施設までの距離も考慮して配置を分析しています.

公園の場所はどこが便利?

公園などの面的な広がりを持つ施設をどこに配置すれば,住民にとって便利になるでしょうか.施設の利用者にとっては近くにある方が便利ですが,施設を利用しない人々にとっては施設の中は通り抜けられないので交通の邪魔になります.利用者のアクセスの良さと非利用者の迂回の大きさの両方を考慮して施設の配置や形状を研究しています.

充電施設はどれだけ必要?

電気自動車が普及するためには,充電施設はどのくらい必要でしょうか.電気自動車の航続距離はガソリン車よりも短いため,ガソリンスタンドよりも多くの施設が必要かもしれません.一方で,家庭で充電でき,短距離移動にしか使わないのであれば,それほど多くはいらないでしょう.どれだけ離れた2地点間で往復移動ができるかという観点から,必要な密度を研究しています.

道路はどれだけ必要?

都市の道路網をどのように設計すれば,交通を円滑に流すことができるでしょうか.道路には,幹線道路,補助幹線道路,区画道路など機能に応じた階層構造があります.幹線道路は高速で長距離を移動する交通,区画道路は低速で短距離を移動する交通に対応して設計されます.人々の移動時間をできるだけ短くするような,望ましい階層構造を探求しています.

災害に強い道路網とは?

災害に強い道路網を作るためには,どのようにすればよいでしょうか.都市につながる道路が1本しかない場合,その道路が通行止めになれば都市は孤立してしまいます.したがって,ある道路が被害を受けた場合でも,代替経路が存在するというバックアップ機能が必要です.道路の建設やドライバーへの情報提供によって,道路閉塞による迂回をどのくらい小さくできるかを研究しています.